農薬を使わずに育てたお米は力強く、一粒の中にお米本来の旨味をしっかりと蓄えています。
美味しく食べて、健康に!
春。
アイガモを迎える準備をします。
夏。
アイガモを田に放します。およそ2ヶ月間アイガモ達は、群れを組んで田を泳ぎ回ります
1993年からアイガモ農法を実践し、収穫した米は「合鴨(あいがも)米」の名前で知られる。生き物とふれあい、農薬を使わない米作りを知ってほしいと、約10年前から子供たちを招いてひなを放っている。
合鴨米とは"田んぼに放したアイガモに、雑草や害虫を退治させることにより、農薬・除草剤・化学肥料を一切使用しないで育てた完全無農薬米"のことをいいます。
また、アイガモの排泄物が自然に肥料となり、美味しいお米を育ててくれます。このようなお米づくりを「合鴨農法」といいます。アイガモのパワーはそれだけでありません。ぼの土がかくはんされ、お米の根に刺激を与え成長を促し、肥料の吸収も良くなると言われています。
合鴨米10kgを買うことで、約3㎡(平米)の田んぼの環境を守り、お茶碗1杯で、約0.24㎡(平米)の田んぼの環境を守る計算になります。
安全で美味しいと人気の「合鴨米」ですが、その裏では合鴨農法生産者の大変な苦労と努力があります。
一つ目には、合鴨米は収穫量が少なくなってしまう点です。
アイガモが稲を踏んでしまったり、思うようにお仕事してくれないことがあるからです。
アイガモも自分の好きな場所があるらしく、その好きな場所ばかりに何羽も固まってしまいます。
二つ目には、アイガモはそのままだと空を飛んで脱走してしまいます。
そのため、飛べないアイガモをアイガモを孵化する農場から買うのですが、
アイガモが飛べないということは、野良犬や野良猫、イノシシなどから逃げられません。